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2024.04.10
【外国人労働者】特定技能制度って?

こんにちは!センリョクエージェントの清水です。
最近は天気が悪い日が続いていたので
桜が散ってしまったところも多いのではないでしょうか。
センリョクエージェントの本社は
桜がとてもキレイな新宿御苑の近くにあるのですが、
外国からの観光客がたくさんいらっしゃっています!
コロナ禍の終わりと春の訪れを感じていますが、
ランチのお店が混むのが難点です…笑

 

さて、今回はお仕事特集ではなくコラムをお届け!

今回のテーマは前回予告した通り、
≪特定技能制度って?≫です♪

前回は<外国人労働者が日本で働くための資格>についてお届けしました。
今回はその中で就労が可能な在留資格
【特定技能】についてピックアップしていきます!

前回のおさらいはこちらから

 

 

特定技能制度とは

 

2019年4月に入管法が改正され、
新たな在留資格として「特定技能」が新設されました。
人手不足が深刻な産業分野において外国人材の受け入れを可能にしたものです。

特定技能制度の目的は
「人材不足が懸念される産業分野への労働力の確保」
「外国人材の技術向上を支援し、日本の経済発展に貢献すること」です。

つまり「日本で働く外国人を増やそう!」という目的のもと
運用がスタートした在留資格が特定技能ということですね。

そのため、働くことができる産業分野や期間、
資格取得のために必要な条件などが細かく決められています。

 

●特定技能の対象分野

特定技能制度で定められている対象の産業分野は14分野です。(2024年4月1日時点)

1.介護
2.ビルクリーニング
3.素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業
4.建設
5.造船・舶用工業
6.自動車整備
7.航空
8.宿泊
9.農業
10.漁業
11.飲食料品製造業
12.情報通信

さらに2024年3月29日に対象分野の追加について閣議決定されたため、
新たに4分野が追加されることになりました。

1.自動車運送業
2.鉄道
3.林業
4.木材産業

これらの分野の中で特定技能外国人が
取り組むことができる仕事と
取り組むことができない仕事が細かく分けられています。

参考:出入国在留管理庁/特定技能の受入れ見込数の再設定及び対象分野等の追加について(令和6年3月29日閣議決定)

 

●特定技能1号と2号のちがい

在留資格の「特定技能」には1号2号があり、
それぞれ在留期間や働くことができる産業などが細かく設定されています。

参考:出入国在留管理庁/特定技能制度

特定技能1号は働きたい産業分野の知識試験と技能試験、
日本語能力試験をクリアすれば取得することができますが、
特定技能2号はさらに高い基準の評価試験をクリアすることが必要になります。
また、技能実習2号を修了すれば特定技能への在留資格の移行も可能です。

 

●特定技能外国人は即戦力!

人材不足が懸念される産業分野で外国人労働者が働くことで
労働力の確保をすることが特定技能制度の目的です。
そのため、即戦力として働くために
必要な知識と経験・技術をもっているかどうかを確認するために試験があります。
学科試験と技能試験が設けられている業種もあり、合格の難易度もさまざまです。

 

 

特定技能と技能実習のちがい

特定技能についてお伝えしてきましたが、
以前は特定技能よりも「技能実習」をよく耳にしたのではないでしょうか。
労働環境が劣悪だったり、職場での扱いが悪かったりと
ネガティブなニュースが取り上げられていたのを私も覚えています。

 

技能実習と特定技能は一見同じように見えるかもしれませんが、
制度の目的がそもそも違います。

 

◆特定技能と技能実習の目的のちがい


特定技能は日本に「労働者として来日」します。
何度もお伝えしているように
昨今の少子高齢化社会において
日本が今後労働力不足になることは明らかです。
そこで、外国人労働者に日本で働いていただき、
労働力不足を補おうとするのが特定技能制度の目的です。

それに対して技能実習生は
日本に「技術を学ぶために来日」します。
日本で学んだ技術を母国に持ち帰り、
母国の経済発展に役立てることが技能実習制度の目的です。

つまり特定技能は労働力の確保のための制度、
技能実習は国際貢献色の強い制度という違いがあります。
そのため、特定技能には即戦力として活躍することが求められています。

 

◆特定技能と技能実習の人数


2023年10月末時点で、特定技能外国人は138,518人、
技能実習生は412,501人です。

特定技能は制度が浸透しておらず、認知度が低いことや
試験の合格率が低いなど様々な要因で特定技能外国人の方が少なくなっています。

参考:厚生労働省『「外国人雇用状況」の届け出状況まとめ(令和5年10月末現在)

 

 

日本の労働力不足を支えていくのは外国人労働者!?

少子高齢化社会がどんどん進んでいく中で
外国人労働者が活躍していくことは決定的に感じてしまいます。
わたしたち日本人もキャリアアップをしながら
外国人の方々とともに働いていかなくてはなりません。

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この記事の執筆者:センリョクエージェント 清水

センリョクエージェントに新卒として入社後、人材派遣の営業担当として地域の企業や求職者をサポート。
その後新卒採用や研修を担当し、現在は中途採用を担当しながら広報として自社の知名度アップのために試行錯誤中です。
今年の目標は「おいしいランチに巡り合うこと!」

 

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