外国人が日本で働くには

外国籍の方が日本で働くには「就労可能な在留資格」が必要です。
日本で働くことができる在留資格は多くありますが、
その種類によって働くことができる職種や時間に制限がある場合もあります。

●職種や時間の制限がない在留資格

永住者、定住者、日本人の配偶者等、永住者の配偶者等の在留資格を持っている方は
基本的にどのような仕事にも就けますし、
労働法令に違反しない範囲で何時間でも就労することができます。

●職種や時間の制限がある在留資格

技能や国際業務、技術や医療など特定の仕事のみをすることを許可した在留資格です。
高度な知識や技術を要する仕事のみに与えられた資格のため、許可された仕事以外に就くことはできません。

また、技能実習や特定技能など期間制限や働くことができる業種が制限されている在留資格もあります。

●就労が認められていない在留資格

日本に滞在するための在留資格はおよそ30種類ありますが、
その中で「文化活動」や「短期滞在」など
就労することが目的ではない在留資格5種類については、就労することが認められていません。
ただし、「留学」の資格をもつ外国人留学生が
アルバイトをすることも本来禁止されていますが、
学業に疎かにならない範囲（週28時間以内）であれば
資格外活動許可を取得し働くことができます。

外国人労働者の現状

最近はコンビニなどで働く外国人労働者を多く見かけるようになりましたよね。
日本全体で活躍する外国人労働者の現状について見ていきたいと思います。

◆外国人労働者数の推移

日本では少子高齢化が進み、労働人口の減少から人材の採用ができない企業が増えてきています。
以前、有効求人倍率は売り手市場が加速しているとコラムでお伝えしましたが
「売り手市場が加速する＝仕事が選べる」ということになり、
求職者に選ばれない企業は人材確保ができなくなるということです。

有効求人倍率って？と思った方はこちらから

そこで日本人だけでなく、外国人の採用を進めている企業が増えています。

日本国内で働く外国人の数は右肩上がりで増えています。
厚生労働省が発表している『「外国人雇用状況」の届け出状況』によると
2023年の10月末時点で国内に滞在する外国人労働者数は200万人を突破し
以降は過去最高記録を更新し続けています。

参考：厚生労働省『「外国人雇用状況」の届け出状況まとめ（令和5年10月末現在）

政府は飲食業や宿泊業などの人手不足が深刻な業界で
外国人が働けるよう範囲を広げた在留資格「特定技能」を
新しく作るなど、人手不足への対応を進めています。

◆産業別外国人労働者数の割合

外国人労働者の産業別の割合を見ると
「製造業」が26.6％で最も多く、次いで「サービス業」が16.2％となっています。

参考：厚生労働省『「外国人雇用状況」の届け出状況まとめ（令和5年10月末現在）

また、派遣や請負会社で就労している外国人労働者も
「製造業」では全体の14.2％、
労働者派遣業を含む「サービス業」では全体の69.2％となっています。
当社でも派遣スタッフとして働く外国籍の方が増えてきています。

日本で外国人が働くには制限がある！

外国人労働者が増えていると聞くと
わたしたち日本人の働く場所がなくなってしまうように感じる方もいらっしゃるかと思いますが
外国人労働者が仕事をするために様々な制限を設けることで
わたしたち日本人の働く場所が確保されています。

職場に外国人の方がいらっしゃるとコミュニケーションの部分や
文化や価値観の違いなどで戸惑うことも多いですが
お互いに理解を深め、尊重し合いながら仕事ができるといいですよね！

さて、次回は政府が力を入れている「特定技能制度」について
コラムで解説していきたいと思います！

\　国籍に関わらずお仕事を紹介しています！　/

自分一人では就職活動や転職活動がなかなかうまくいかないという方にはセンリョクエージェントの担当が寄り添います！
みなさんのご希望に合わせた幅広いお仕事をご提案、転職活動のサポート、お仕事スタート後のフォローまで一人の担当が徹底してサポートいたします。

未経験スタートOKのお仕事も多数！
お仕事探しをされている方はぜひ一度検討してみませんか？
web登録はこちらから

＜対応エリア＞

東京都/神奈川県/千葉県/埼玉県/栃木県/茨城県/群馬県/山梨県
静岡県/愛知県/大阪府/京都府/滋賀県/奈良県/兵庫県

＜対応職種＞

製造/物流/事務/研究開発/軽作業など多数

▷　新卒・中途採用も実施中！

「スタッフを大切にする会社」の一員として働きませんか？

新卒採用はこちら / 中途採用はこちら

この記事の執筆者：センリョクエージェント　清水

センリョクエージェントに新卒として入社後、人材派遣の営業担当として地域の企業や求職者をサポート。
その後新卒採用や研修を担当し、現在は中途採用を担当しながら広報として自社の知名度アップのために試行錯誤中です。
今年の目標は「おいしいランチに巡り合うこと！」

おすすめお仕事特集FEATURE