そもそもケガや事故が起こる原因は？

仕事中や通勤中に起こったケガや事故は労働災害と呼ばれます。

労働災害が発生した状況で一番多い状況は≪転倒≫です。

参考：厚生労働省「令和3年労働災害発生状況の分析等」

労働災害が実際に起こった業種についても見てみましょう。

参考：厚生労働省「令和3年労働災害発生状況の分析等」

製造業が一番多く、次いで貨物運送業、小売業と続いています。

また、労働災害が起こる要因として≪不安全行動≫があります。

不安全行動とは、働く人やその関係者の安全を阻害する可能性のある行動を意図的に行う行為のことです。

忙しいからといってついい「これくらいは大丈夫だろう」「面倒くさい」

「みんながやっているから」などの考え、

「経験があるから大丈夫」「自分が事故を起こすはずがない」と言う慣れや過信が

仕事中のケガや事故に繋がってしまうケースも少なくありません。

働く人本人が原因となるだけでなく、周囲にある機械や物の不安全な状態がケガや事故に繋がるケースもあります。

例えば

・作業に使用する機械が壊れたまま使用している

・職場が整理整頓されていない

・保護具や作業着が壊れている

など様々な要因が挙げられています。

人的要因だけでなく、環境を整備することも必要とされているので、

職場を見渡してケガや事故に繋がる要因を解決できるようにしていきましょう！

年末は要注意！

年末は会社でも「大掃除をしよう！」と機械の清掃などを行うと思います。

その際に機械がしっかりと止めていなかったり、

誤って動かしてしまったりすると事故の原因になります。

また、床の水拭きやいつもは気を付けている段差に躓くなど

転倒の危険性があるので、大掃除の時はいつも以上に気をつけましょうね！

ケガや事故を防ぐために

これらのことからケガや事故を防ぐためにできることについて考えてみましょう！

●転倒する要因（物や滑りやすい床、段差など）を取り除く

→通路に物を置かない、滑りにくい靴（安全靴）を履く、段差をなくす

●機械の危険を取り除く

→機械のメンテナンスを怠らない、安全装置を作動させる、掃除をする時は電源を切ってから！

●思い込みをやめる

→「これくらいは大丈夫」「自分が怪我するはずがない」などと考えず、ルールをしっかりと守る

職場の安全を守ることで自分自身をケガや事故から守ることにも繋がりますし、

一緒に働く人を守ることにも繋がります。

年末年始はバタバタしてケガや事故が起こりやすい時期ですが、

それ以外の時期も安全に注意して仕事に取り組んでみてはいかがでしょうか？

以上、ケガや事故を防ぐには？をお送りしました！

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